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2017年10月14日 (土)

子供の神経症に対する認知行動療法 24

子供の神経症に対する認知行動療法を述べます。

なおボランティア活動で、無料のメールカウンセリングをカウンセラーの中島が行っています。ご希望の方は、下のメールアドレスをクリックしてください。リンクします。
⇒  believer-will@true.ocn.ne.jp

子供に対する認知行動療法の練習も、成人に対する認知行動療法の練習と基本的には同じです。ただし、子供に対する認知行動療法では親の協力が必要です。この点が、異なります。

親の協力のポイントは、二つあります。
一つは、「子供をどのように認知行動療法へ参加させるか?」
もう一つは認知行動療法において、「子供をどのように励ますか?」

具体的には先ず第一に親のすることは、子供と一緒に練習スケジュールを作成することです。このときの注意点は、あくまでも練習スケジュールの作成の主体は子供にあるということです。この二つがポイントです。

次は、子供が練習に成功したときのご褒美です。
これは、子供が認知行動療法の練習を進めるための励みになるものです。

多くの場合、認知行動療法ではご褒美はポイントです。
それは買い物の、ポイント制に似ています。ただし、多少異なります。
具体的には、週末にポイントが一定以上たまったらご褒美をあげてください。
その内容には、工夫が必要です。

その内容は多くの場合、「日曜日にどこか好きな所へ行く、何か好きなことをする」というものです。モデルにより述べます。

ある女子中学生は、神経症のため学校へ行くことができません。
それは学校へ行く前に、手を洗わないといられないからです。
その苦しさゆえに寝こんでしまいます。

よって神経症に対する認知行動療法を、行いました。
子供が手を洗わなかったときに、ご褒美を出しました。

それはポイントです。
一回、手を洗わなければ1ポイントです。
同様に二回、手を洗わなければ2ポイントです。

そのポイントがたまると、好きなテレビが見れます。
それはやがて、大きなものに変わりました。
最後はその女子中学生はテレビで放送していた歌手の、コンサートに行きました。
そうして不潔恐怖症を克服しました。

子供の神経症に対する認知行動療法の練習は子供が主体的に練習に取り組むことこそが大切です。そのために、カウンセラーは子供に対して認知行動療法をていねいに説明します。

日本では子供に対して、強制的に勉強をさせるような方法をとりがちです。
しかし、認知行動療法では行いません。
これをおこたると、認知行動療法はうまく進みません。強制的に練習させても、けっして成功しません!

子供であっても認知行動療法の意味と、その効果を説明してください。
練習の進め方も、ていねいに説明してください。そこから練習をスタートします。

たとえば学校のそばで救急車のサイレンが鳴っても、必ずしも学校で何かあったわけではないように、強迫観念も必ずしも心配すべきものではないことを子供に伝えてください。
それも認知行動療法スタートの、きっかけになります。

さらに子供の神経症に対する認知行動療法では意味と効果を説明し、そのうえで動機付けも大切です。子供には、動機付けにも工夫は必要です。

たとえば認知行動療法は、ドラエモンのポケットのようなノイローゼを解決する不思議な力があると、教えます。

しかしその認知行動療法も、真っ直ぐには進みません。
やはり、途中で子供なりの攻撃性は発生します。
その場合は、「タイムアウト」という方法を用います。

その「タイムアウト」とは、その場を離れるという事です。
認知行動療法の練習中に、子供なりの攻撃性を向けられたら「タイムアウト」してください。そうすれば、子供は子供なりに攻撃性を静めることを学習します。

子供の神経症に対する認知行動療法も、真っ直ぐには進みません。やはり、途中で子供なりの攻撃性は発生します。

その理由は、子供の神経症に対して親の理解がたりない場合に多いのです。
多くの場合は、親は自分自身の思い込みで子供を理解したつもりになっています。

このずれこそが、大きな壁になります。
子供の目をとおして、見ることこそが最も大切です。

多くの場合、子供は自分の強迫観念や強迫行為を人に知られないようにします。
その結果、親は子供の奇異な行為のみが印象に残ります。
そのために子供を理解するよりも、責めることが多くなるのです。

ある小学生は家から出られません。
それは外出すると、自分のゲームから火が出て火事になると思うからです。
そのために、学校も遅刻しがちです。

しかし、親は遅刻という事実を責めるのみでした。
このようなことは、多いのです。このように、子供の神経症は生活全般に悪影響を与えます。その結果、その混乱はとても大きなものになってしまうのです。

次は、「症状に応じた認知行動療法の練習方法」を述べます。

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