2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「えんぎと迷信恐怖症」の人 29 | トップページ | 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「強迫行為のない強迫観念」の人 31 »

2018年3月 6日 (火)

症状に応じた認知行動療法の練習方法:「強迫的緩慢」の人 30

症状に応じた認知行動療法の練習方法として、「強迫的緩慢」の人を述べます。

なおボランティア活動で、無料のメールカウンセリングをカウンセラーの中島が行っています。ご希望の方は、下のメールアドレスをクリックしてください。リンクします。
⇒  believer-will@true.ocn.ne.jp

「強迫的緩慢」の認知行動療法について述べます。

強迫的緩慢の人は、洋服を着るのに2時間も掛かる人がいます。さらには、洗面にも同じぐらい掛かります。

そのような人は先ず普通は着がえや洗面にどれぐらい掛かるかを、確認してください。その時間を、強迫的緩慢の自己治療法の目標にします。

神経症の認知行動療法にはエクスポージャーや、反応妨害を用いることは多いのです。しかし強迫的緩慢の人に対してはエクスポージャーや、反応妨害は有効性がありません。強迫的緩慢の自己治療法には、命令と行動形成が有効です。

強迫的緩慢の人に対する命令とは、決められた時間でものごとを行うことの、合図や支持をすることです。同様に行動形成とは、行動に必要な時間を少しずつ短縮していくことです。

それをノイローゼの強迫的緩慢により食事のときに、いつまでも椅子に座れない人をモデルにして述べます。その場合は、先ず協力者は自分で椅子に座ってください。それが、強迫的緩慢を解決するためのきっかけになります。

さらに協力者は命令として、決められた時間内に椅子に座るように支持をします。同様に行動形成としては、その座るために必要な時間を少しずつ短縮していきます。このように協力者は命令と行動形成に参加します。そのために、協力者は毅然とした態度が必要です。その毅然とした態度こそが、行動を変えるための土台になります。

なおそのとき強迫的緩慢の人自身は、運動会を思い出してください。運動会では、できるだけ速く走りました。同様に、できるだけ速く座ってください。協力者は命令としてその決められた時間を短縮するように支持し、行動形成としてはその短縮された時間をさらに目標に近づけます。

そのときはストップウオッチを用いてください。決して、勘に頼ってはいけません。客観的な事実に基づいて、練習は進められるべきものです。

さらに「強迫的緩慢」の解決には、運動会の賞品のようなものも必要です。目標時間内に目標を達成したら、何か賞品を自分に対して与えてください。それは運動会の賞品と同様に、自分にファイトを与えます。

強迫的緩慢の人の自己治療は命令と、行動形成が中心となります。

最初はあなたのお困りの「強迫的緩慢」の、時間を計ってください。そしてその時間から、目標時間を決めてください。その目標時間は、いまそのことにかかる時間の80%ぐらいが適切です。それを目標にしてください。

しかしそれが不可能なときは、90%ぐらいを目標にしてください。そこから練習をスタートして、目標に近づけます。

ただしそれはとても不安を、ともないます。それを現実に、受け入れてください。そして目標を達成してください。これが「強迫的緩慢」の認知行動療法の、成功のポイントです。

次は、神経症の「強迫行為のない強迫観念」について述べます。

« 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「えんぎと迷信恐怖症」の人 29 | トップページ | 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「強迫行為のない強迫観念」の人 31 »

カウンセリング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2289750/73052612

この記事へのトラックバック一覧です: 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「強迫的緩慢」の人 30:

« 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「えんぎと迷信恐怖症」の人 29 | トップページ | 症状に応じた認知行動療法の練習方法:「強迫行為のない強迫観念」の人 31 »