2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2018年12月 | トップページ | 2019年5月 »

2019年3月

2019年3月25日 (月)

確認強迫を解決するための具体的な方法 1

強迫性障害解決の具体的な方法をモデルにより述べます。

なおボランティア活動で、無料のメールカウンセリングをカウンセラーの中島が行っています。ご希望の方は、下のメールアドレスをクリックしてください。リンクします。
⇒  believer-will@true.ocn.ne.jp

強迫性障害の中の、確認強迫を解決するための具体的な方法を述べます。
男性の獣医の人を、モデルに述べます。この人は、犬猫病院を開業しています。しかし確認強迫と、加害恐怖に苦しんでいました。そしてこの人も認知行動療法により、普通に生活できるようになりました。

最初は主に確認強迫に、苦しんでいました。それは自分が注射をするときに、薬を間違えたかもしれないということから始まりました。具体的には犬に猫の薬を間違えて注射したかもしれないという、考えに苦しんだのです。そのミスにより、犬に何かあったらどうしようかとさらに考えたことにより、悪循環から抜け出せなくなったのです。

やがて犬猫病院に来た小さな犬と猫を、床に叩きつけてしまうかもしれないという加害恐怖にも苦しむことになりました。より具体的には自分が注射の薬を間違えたり、犬猫病院に来た小さな犬と猫を床に叩きつけてしまうことがイメージとして浮かびました。そしてそのイメージから、逃げられなくなってしまったのです。

最初は主に確認強迫に苦しみ、やがて加害恐怖にも苦しむことになりました。このように神経症の症状は適切な解決が行われないと、他の方向へも進んでいきます。神経症の症状は、さらに症状そのものを変えて拡大することもあるのです。このように神経症の症状は適切な解決が行われないと、他の方向へも進んでいきます。また同時に主な問題である確認強迫も、横に広がりました。最初は注射のミスを、恐れました。
やがてカルテの書き間違いを、恐れました。最終的には手術のための器具の消毒ミスを、恐れました。

この人の認知行動療法は短期の目標と、長期の目標に分けて進められました。その短期目標は、カルテの書き間違いに関するものでした。この人はカルテの書き間違いを、極度に恐れました。そのために、いつもカルテのコピーをとりました。そのコピーをいつも見て、ミスのない事を確認しました。

認知行動療法では、カルテのコピーをとることをストップします。どんなにミスが心配であっても、カルテのコピーはストップします。確認強迫の人は自分自身のこころの否定的なイメージを極度に恐れて、安心感を得るためにこのようなことをしがちです。しかしそれは、本質的な問題解決にはなりません。よって、それはストップする必要があります。大切ことは、不安から逃げないことです。そして不安に対して、直面することです。

神経症の不安は、最初の5分間をピークとします。そしてその不安は5分間のピークから逃げなければ、20分間たてば自然に消えていきます。よって最初の5分が、神経症を改善するためのポイントになります。

この人はカルテのコピーをとることをストップしました。よって自分の手もとにはミスにともなう不安を、たとえその場限りであっても、解決するものは何もありません。あとはその不安から逃げないで、直面するのみです。あとはその不安から逃げないで、直面しました。最初はそのことに、耐えられませんでした。どうしても、カルテを確認してしまいました。

その場合、自分の嫌な行動を変える方法があります。 その方法を述べます。 それは2分ごとに、不安の程度をメモしていくのです。 そしてできるだけ、確認行為はしないのです。

その方法は2分ごとに、不安の程度をメモしていくのです。
そしてできるだけ、確認行為はしないのです。

その方法を、カルテの確認を例に述べます。
それは2分ごとに、不安の程度をメモしていくのです。
そしてできるだけ、確認行為はしないでください。

 

9:00 カルテを最終確認した
9:02 カルテの心配  10
9:04  ~        〃  
9:06  ~        9
9:08  ~        8
9:10  ~        7
      ~        〃
      ~         2
      ~         0

 

この方法は、カルテの書き間違いだけではなく他のことにも応用できます。この人は薬を出した後で、職員に出し間違いがないか何回も確認しました。その薬の出し間違いは、犬と猫を間違えるという初歩的なものでした。

そこで午前の診察が終わると、犬猫病院にある薬を全部確認します。そこから逆算して、ミスのなかったことを確認します。それだけで、お昼休みは終わってしまいました。

認知行動療法では、このような否定的な方向に進むことはストップします。そのために、できるだけ確認はしないようにします。現実に確認すればするほど、不安は強まります。その悪循環から解放されるためには、確認をストップする必要があります。
またこの人は、犬と猫の注射を間違えるかもしれないと考え苦しみました。そのために注射の前には、飼い主に見えないようにお祈りをしました。注射は間違えると目の前で、犬と猫の容態が急変するのでとても心配しました。ただし目の前で犬と猫の容態が急変しなくても、安心できません。もしかしたら後で、そうなるかもしれないと考えたのです。
この心配には、録音による方法を用いました。このような強い強迫観念には、録音する方法はとても有効です。
その方法は紙に、「その人は~になり、~をされて、~になって、最後はその人は~という最悪のストーリー」を自分で考えて、書きます。なおそのときに、できるだけ内容は悪く書きます。

次にその最悪のストーリーを、録音します。その録音を、1回につき30~45分ぐらい繰り返し聴きます。これを一日に、3回ぐらい行います。

そうすると、ふとその体験をしているのは自分ではない誰かだと思えるときがきます。心配とのあいだに、距離がとれるのです。やがて自分自身を、客観的に見ることができるようになります。そのことによって、心配事も消えます。
これから、この人の最悪のストーリーを述べます。多くの人は、紙に書くことを、躊躇します。この人も紙に書くことを、躊躇しました。

次のページで、さらに述べます。

« 2018年12月 | トップページ | 2019年5月 »