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2019年7月

2019年7月17日 (水)

繰り返し強迫と数かぞえ強迫を解決するための具体的な方法

強迫性障害解決の具体的な方法をモデルにより述べます。

なおボランティア活動で、無料のメールカウンセリングをカウンセラーの中島が行っています。ご希望の方は、下のメールアドレスをクリックしてください。リンクします。
⇒  believer-will@true.ocn.ne.jp

強迫性障害の中の、確認強迫を解決するための具体的な方法を述べます。

強迫性障害の解決方法はその恐怖になれ、恐怖を必要以上に意識させなくなることがポイントです。そのための基礎的な練習として「心身をリラックスさせる練習と、その人にとって重要な練習を行います。今日からは、繰り返し強迫と数かぞえ強迫の学生をモデルにそれを述べたいと思います。

この人の数かぞえ強迫は電車に乗るときに、1~10まで数えてちょうど10になった時に電車が来ないと乗車できないというものでした。そのために学校には遅刻か、欠席を繰り返しました。そこで、認知行動療法を行いました。もちろんそれ以外の、強迫症状にも苦しんでいました。多くの場合、神経症の人は複数の強迫症状に苦しんでいます。しかし、その本質は同じです。その解決方法も、基本的には同じです。ただし末梢的には異なります。

この人の電車に乗ることに対する解決方法は、数かぞえ強迫の人に対する特別な解決方法を用いました。その方法は、次のものです。

それは1~10まで数えてちょうど10になった時に電車が来ないと乗車できないということを、逆に利用したものでした。具体的にはその方法は、次のものです。先ず8から数えます。そうすればすぐ、10になります。そしてその次からは、10、10、10、10、10、10、10、10、・・・・・・・と10を繰り返すのです。こうやって、この問題は改善されていきました。このように、この人にとってのこだわりである10を逆に利用したのです。このような小さな工夫により、数かぞえ強迫は解決しやすいのです。結局、数かぞえ強迫の人は数に対するこだわりの強い人です。その解決方法は、そのこだわりを逆に利用するものです。

次は、少し異なるケースを用いてさらに述べます。モデルの女子学生の人は、ぞうきんで机を拭きながら1回、2回、3回・・・・・・・と数をかぞえながら拭いていました。ある日、この人は数をかぞえるのをストップできなくなり、1~2時間もぞうきんで机を拭き続けることになりました。

この人にも数かぞえ強迫の人に対する、特殊な解決方法をアドバイスしました。
とにかくこの人は数をかぞえるのをストップできなくなりましたから、それをストップすることこそがポイントです。そのために、先ず机を拭きながら心の中で「3→2→1→0.ストップ」と言います。そうすれば、スムーズにストップできました。

この人のように1回、2回、3回・・・・・・・と数をかぞえることがストップできなくなる人は、とても多いのです。そして1~2時間も、無意味なことを繰り返してしまいます。その解決のためには、心の中で「3→2→1→0.ストップ」と言いストップする方法は有効です。
またこの女子学生の人は、階段を下りるときにも心配がありました。またこの女子学生の人は、階段を下りるときにも心配がありました。この人は階段を、最後まで段数を数えながら下ります。そのときに階段を下りる最後が4段や14段だと、下りられないのです。この解決も、数かぞえ強迫の人のための特殊な解決方法を用いました。それは最後の段数になった時に、少し工夫をしました。最後の段数になった時に、一つ後ろに戻ります。そうやって、最後の段数を調整しました。このように数かぞえ強迫の解決方法は、逆に数に対する執着を利用したものです。執着を利用することこそが、大切です。

あるサラリーマンは、ネクタイを結ぶことを何度も繰り返します。そうしないと、きちんとネクタイが結ばれていないかもしれないと心配なのです。その結果、会社に遅刻しがちです。この人に対しては、特別な方法を用いました。この人は、繰り返さないと自分自身のこころの不安感を払拭できません。しかし繰り返せば不安感は逆に、強まります。この人は繰り返さないと自分自身のこころの不安感を払拭できませんし、繰り返せば不安感は逆に強まります。強迫性障害の人は、このようなこころの葛藤を生きています。

それを解決するためには強迫性障害の性格を知り、対処すれば良いのです。それが認知行動療法です。それを解決するためには強迫性障害の性格を知り、対処すれば良いのです。それがより具体的には認知行動療法の、スローモーション法です。次に、スローモーション法を述べます。

スローモーション法は、先ずリラックスのために深呼吸を行います。そして、ゆっくりネクタイを結びます。これは結局、スローモーションでネクタイを結べばそれを覚えていますから、必要以上に確認をしなくてもすむという原理によります。繰り返し強迫の人は自分自身で行ったことに対して、確信が持てないのです。その結果、不必要な繰り返しを強迫的に行います。よって逆に自分自身で行ったことに対して確信が持てれば、不必要な繰り返しを強迫的に行いません。不必要な繰り返しを強迫的に行う必要は、もうなくなります。やがてスローモーションでネクタイを結ぶことは、めんどうになってきます。そのときに、普通にネクタイを結べば良いのです。そのときに必要以上の不安には、もう悩まされなくなっています。

このようないろいろな方法を用いて、強迫性障害を解決するのが認知行動療法です。それはため込み強迫にも有効です。次からは、ため込み強迫、収集強迫の解決方法を述べます。

 

 

 

 

 

 

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